悲劇
助手席に乗っていたワタシは右腕を火傷して真っ黒になったが、命に別状は無い程度の怪我だった
運転していたあいつは火だるまになって意識を失い、担架の上に横たわっていた
ワタシはただ、みっともなく泣きながら、焼け爛れたそいつを抱きしめて「ごめん」「死なないで」とひたすら繰り返していた
暫くして目を開けたそいつは、ワタシの腕を振り払って、ただほんの少しだけ微笑んでいた…
運転していたあいつは火だるまになって意識を失い、担架の上に横たわっていた
ワタシはただ、みっともなく泣きながら、焼け爛れたそいつを抱きしめて「ごめん」「死なないで」とひたすら繰り返していた
暫くして目を開けたそいつは、ワタシの腕を振り払って、ただほんの少しだけ微笑んでいた…
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