虹明かり

〜同時刻〜


イシュカ「なーなーパーティーやろーぜパーティー！！」
アジー「うるっさい！！あんたは母親にすがる駄々っ子か！ヤダっつってんでしょ！」
ネル「兄さんの意見、そんなに悪くないと思うよ？」
ア「そりゃあ…あたしだってやりたいよ。…じゃあ聞くけど、準備と後片付けは誰がやるの？」
イ「………」
ア「あからさまに目を逸らすな」
エナタ「わ…私は手伝わないこともないわよ」
ア「あ、ナータ本当？助かるよ。イシュカもナータを見習いな！」
エ「べ、別に見習ってほしいなんてこれっぽっちも思ってないんだからね！！」
イ「ツンデレの無駄遣いをすんな！」

キャンカル「ぱーちー？カカカ！そんなものはどうでも良い！今日こそケリをつけるぞ！！イシュカ！！」
イ「あーとーでー！おばはん、いいのかよ」
キ「ふむ、どうした？怖じけづいたのか？」
イ「パーティーはパーティーでもクリスマスパーティーなんだぜ？」
キ「それがどうしたのだ？」
イ「パーティーやればサンタが来る…サンタと一戦交えるいい機会じゃねーか！！(キラキラ」
キ「ふ、ふおおおお！！！貴様頭いいな！！(キラキラ」
イ「な！？いいだろパーティー！！」
キ「うんうん！！やろうぞパーティー！我らがパーティー！！」

イ「…よし、おばはんも味方につけたし…イケるぜ…！」

イ「おーいアジー！おばはんもパーティーやりたいっつって……あ？」
ア「パーティー。やるんでしょ？ナータとワムちゃんと一緒に準備しといたよ」
イ「こんな短時間で？！スゲェ！！」
ア「あー…いや、なんていうか…」
ワムール「昨晩から準備を始めてたんだ…ああ疲労で死ねる…死にたい…」
イ「は？！だってアジー、さっきまであんなに嫌がって…」
ア「サプライズにするつもりだったんだよ！あんたがやりたいやりたい言うもんだから半分失敗だけどね！」
ネ「俺も知ってたんだー。兄さん黙っててごめんね」
イ「あ、いや…ってことは…」
キ「ぱーちー！！！サンタかかってこいやぁー！！！」
ア「キャトルちゃんこっちにおいで〜！ｗ　さ、皆座りな！始めるよ！」
エ「べ、別にあんたの為に座るんじゃないんだからねっ！」
キ「うるさいぞメガネ！！」
ワ「はあ…なんでこんなにきらびやかなのだろう…凍死したい…」
ア「死んだらケーキ食べれないからね、ワムちゃん」

イ「よっしゃ、んじゃ始めるぜー！！せーの！」

『メリークリスマス！』



ネ「兄さん、パーティー喜んでくれたねー」
ア「もう、本当にあいつはガキなんだから…」
ネ「……」
ア「な、なに？」
ネ「素直じゃないんだから」
ア「Σ！！///」