上司とキィヤナさんと時々ルック
「だから最初に言ったでしょ?一度入り込んだら抜けられないよって」
そんなことは百も承知でこちら側へと足を踏み入れた。
二度とマクシィ達と同じ世界を生きられなくても良い、ただ何としても、おこがましくも神を代弁するあいつを殺してやりたかった。
そう、確かに、思っていたはずなのに…。
今でも奴は憎い。
今でも奴を殺してやると強く思っている。
だがそれ以上に、そんな負の感情とは比べものにならない程に、マクシィ達と共にこれからを歩んで生きたいと…そう願ってしまう自分が居るのも紛れも無い事実である。
「…我が儘ですね、オレは…」
「実に反機械的な考え方で良いと思うよ。職業上はそういうの、良くないけどね、僕達の中に一人くらいそういう考え方をする人がいるほうがちょうど良いんじゃないかな」
「……」
「ただし、その馴れ合いは僕らに向けてはいけないよ。僕らに情は毒だ。…君にはこんな忠告は不要だと思うけどね」
「…そう、ですね」
「まあ、何か家族のことで悩み事とかあったらお気軽に来んさい。家族にべったりな君には相談相手がなかなかいないだろう」
「………」
@
キィ「……と言うようなことを、先日上司と話したんだが」
ルック「ほお」
キ「…べったり、か?」
ル「……え!?」
キ「…オレはマクシィみたいに抱き着いたりとかしないだろう。べたべたとくっついたり…してないと思うんだが…」
ル「はあ」
キ「…あの人は何か勘違いしている」
ル「あー、ほら、その、物理的な意味で言ったワケじゃないんじゃね?」
キ「……仮にそうだとしても…べったりとは……」
ル(ことあるごとに家族が大切だとあれだけ自分で言ってんのに、自覚してないのか!?)
そんなことは百も承知でこちら側へと足を踏み入れた。
二度とマクシィ達と同じ世界を生きられなくても良い、ただ何としても、おこがましくも神を代弁するあいつを殺してやりたかった。
そう、確かに、思っていたはずなのに…。
今でも奴は憎い。
今でも奴を殺してやると強く思っている。
だがそれ以上に、そんな負の感情とは比べものにならない程に、マクシィ達と共にこれからを歩んで生きたいと…そう願ってしまう自分が居るのも紛れも無い事実である。
「…我が儘ですね、オレは…」
「実に反機械的な考え方で良いと思うよ。職業上はそういうの、良くないけどね、僕達の中に一人くらいそういう考え方をする人がいるほうがちょうど良いんじゃないかな」
「……」
「ただし、その馴れ合いは僕らに向けてはいけないよ。僕らに情は毒だ。…君にはこんな忠告は不要だと思うけどね」
「…そう、ですね」
「まあ、何か家族のことで悩み事とかあったらお気軽に来んさい。家族にべったりな君には相談相手がなかなかいないだろう」
「………」
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キィ「……と言うようなことを、先日上司と話したんだが」
ルック「ほお」
キ「…べったり、か?」
ル「……え!?」
キ「…オレはマクシィみたいに抱き着いたりとかしないだろう。べたべたとくっついたり…してないと思うんだが…」
ル「はあ」
キ「…あの人は何か勘違いしている」
ル「あー、ほら、その、物理的な意味で言ったワケじゃないんじゃね?」
キ「……仮にそうだとしても…べったりとは……」
ル(ことあるごとに家族が大切だとあれだけ自分で言ってんのに、自覚してないのか!?)
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