指輪
『ねえキィー』
『どうしたんだ?春夢』
『もしもよ?もしも私がヘマでもして死んだらね?その指輪、指から外して大事にしまっといてよねw』
『何、そんな物騒な事言ってるんだよ…』
『いやぁー、昨日ふと思ったのよ!私があなたより先に死んじゃった場合、あなたはかなーーり引きずるだろうなって!』
『あのな…』
『あなたが先に死んじゃっても私は強いからへーきだけどねw』
『…そうですか』
『あ、拗ねた?拗ねた?wかわいーなぁ!!』
『………全く…』
「…お帰り、ルック」
「たっだいまー。だー疲れたー!このあっちぃのに休日出勤とかマジ萎えるよなー…人使い荒いんだっつーのー!!」
「…人気の方はどうなんだ」
「ゼッコーチョー。心配しなくたって俺は万年トップだぜ?w」
「……ああ、そう」
「ナニ?嫉妬してくれてんの?」
「誰がするか」
「あらいけずぅ! …てかさ、前から気になってたんだけど。いっこ聞いていい?」
「何だ」
「キィってさ、結婚指輪してないよな。…しねえの?」
「……着けていて、欲しいのか?」
「や。ほんと、前から気になってただけ。聞くのちょっと怖くてさぁw」
「…春夢との約束だ。春夢が死んだら、指輪は外して大事に仕舞っておくように…」
「そーだったのか…気になってたんだ、さんきゅ」
「……お前が…こんな事、一々気にする必要は無い」
「!」
「…だろう?」
「……ああ、そうだなァ」
いつか、あなたが私じゃない誰かを好きになった時の為に
いつか、私じゃない誰かがあなたを好きになった時の為に
そして、私とあなたで過ごした日々を少しでも色褪せることを防ぐ為に
『どうしたんだ?春夢』
『もしもよ?もしも私がヘマでもして死んだらね?その指輪、指から外して大事にしまっといてよねw』
『何、そんな物騒な事言ってるんだよ…』
『いやぁー、昨日ふと思ったのよ!私があなたより先に死んじゃった場合、あなたはかなーーり引きずるだろうなって!』
『あのな…』
『あなたが先に死んじゃっても私は強いからへーきだけどねw』
『…そうですか』
『あ、拗ねた?拗ねた?wかわいーなぁ!!』
『………全く…』
「…お帰り、ルック」
「たっだいまー。だー疲れたー!このあっちぃのに休日出勤とかマジ萎えるよなー…人使い荒いんだっつーのー!!」
「…人気の方はどうなんだ」
「ゼッコーチョー。心配しなくたって俺は万年トップだぜ?w」
「……ああ、そう」
「ナニ?嫉妬してくれてんの?」
「誰がするか」
「あらいけずぅ! …てかさ、前から気になってたんだけど。いっこ聞いていい?」
「何だ」
「キィってさ、結婚指輪してないよな。…しねえの?」
「……着けていて、欲しいのか?」
「や。ほんと、前から気になってただけ。聞くのちょっと怖くてさぁw」
「…春夢との約束だ。春夢が死んだら、指輪は外して大事に仕舞っておくように…」
「そーだったのか…気になってたんだ、さんきゅ」
「……お前が…こんな事、一々気にする必要は無い」
「!」
「…だろう?」
「……ああ、そうだなァ」
いつか、あなたが私じゃない誰かを好きになった時の為に
いつか、私じゃない誰かがあなたを好きになった時の為に
そして、私とあなたで過ごした日々を少しでも色褪せることを防ぐ為に
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