虹明かり

エルカリム「わあ…すごい、きれいー！」
キランジェル「ほんと！何度見てもこの天の川には感動するわ〜…」
うと「特に、エル君のおうちの屋根からの眺めは格別だよ」
エ「えへへ」
う「？」
キ「エル、あんたが褒められたわけじゃないわよ？」
エ「え、あれ？そうなの？…でも嬉しいなぁ！」
キ「適当ねえ」
トルバドール「…星が…」
エ「うん…？どうしたの、トール？」
ト「星が、この手の平で掴めそうだ…。ぱっと手を伸ばしたら星屑達が飛び込んできそうに」
う「ひとっとびして掴めるかなー？」
キ「いくらあたしやうとサンでも無理だと思うわよ…。…詩人、何か浮かんだの？」
ト「…ああ、今頭に文章が散らばっているよ」
エ「わあ、それ聞きたいなぁ！聞きたいなぁー！」
ト「ふふ、そう急かさないで。…そうだね、思いついたままですまないが一枚、詩わせて頂こう」


…その星達が見せる焔は様々な色。

色達はそれぞれ入り混じり、互いを愛し、それ故に己を分かち合う。

やがて生まれた心は温度を抱いて独立をし、
仕舞いには皆、終わりに染まる。

ばらばらと輝き合う、ちらちらとさざめき合う。

笑っている。
ご機嫌ななめ。
号泣。
苦笑い。
照れている。
無表情。
焦り気味。
そしてまた、笑っている。


ト「…その表情達はまた、我々と同じ…」
う「捕まえられたよー！」
キ「うーとーサーン〜！！今詩人が…」
ト「あっははは！気にしないでくれ、ちょうど終わったところである」
キ「あ、あり？そうなの？」
エ「やっぱり、トールのうたはきれいだねえ！！この天の川と同じくらい、きれい！」
ト「ありがとう、エルカ。嬉しいよ」
キ「で、うとサン、捕まえたって何を？」
う「星！」
エ「ほんと！？」
キ「……うとサン、それ…」
う「綺麗でしょうー？」
エ「うん！！トールのうたと、あの天の川と、おんなじくらいきれい〜！！」
ト「確かに綺麗であるな」
キ「あーあぁ…そりゃ綺麗だし輝いてるけどさ…」



〜そのころ、村外れの洞穴にて〜

ディドボン「イヤァーーーーーァァっっ！！！！！」
ボーン「なっ……な、なんだよ！？」
デ「無い…無いわ…メアリーのミラーボールが無いの！！あれが無いとメアリー歌えない…！！」
ボ(…歌わなくなるんなら俺的には儲けもんなんだけどな)
デ「骨！！あなた知らない！？」
ボ「誰が骨じゃいっ！！知らねーよそんなもん！」
デ「これはあなたの責任問題よ！！今すぐ探してきてよ！！」
ボ「は、はぁ！？なんで俺が…」
デ「…ああ、この悲しみは…この怒りはどこにぶつけたらいいの…？」
ボ(や、やべー！完全に自分の世界に入っちまいやがった…！！)
デ「どこに…どこ……そうよ、メアリー、歌があるじゃない！こんな気分の時は…そう！！デスメタルよねっ☆」
ボ「わぁあーっ！！バカバカ！！俺の前で歌うなって…！！」
デ「メアリー、精一杯歌いますっ！聞いてください☆」
ボ「くそっ、逃げるが勝ちだぜ！！」
デ「せーのっ♪　ヴォォォォォオオオオオオオオオオィィイイ！！！(シャウト)」



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七夕inものけもの。

小説書こうと思ったんですが時間が無いので会話文のみです（；´д｀）
サイトに載せる際には加筆して小説にしたいです…！