てんつう
「ラ・マ・ミ、レディ」
警備員が一人、完全に意識を失って床に俯せに倒れている。
その警備員の背中を、何の遠慮も無しにマックスがぐしゃっと踏んだ。
自分の前をちょうど横切ったミルティヴが「手加減ってものを知らねぇんだから」と呟きながら意地悪そうに笑う。
「ミッション、スタート」
マックスがにぱりと笑い、小さく呟いた。
かつてブリッツボールが流行ったそのスタジアムの中心に凛と立っているのは、今まで着用していた和服を身に纏った絡であった。
絡を一目見ようと集まった観客で一杯のそのスタジアムは、狂ったような歓声が絶えない。
途端、絡が俯いていた顔をすうっと持ち上げ、観客席を見渡した。
そんな動作ひとつで更にスタジアムは盛り上がりを見せる。
「…こんにちは」
絡がマイクを口元に当てて、一言、言葉を発した。
その言葉を聞いて、観客席は一気に静まり返る。
「今日は来てくれてありがとうございます。宜しければ聞いて下さい」
マイクを持っていない左手を、すっ、と上げた。
「Real Emotion、です」
絡のその言葉を皮切りに、力強いメロディが流れ出した。
観客は再び歓声を飛ばし、皆一斉に立ち上がって腕を振るう。
先程上げた絡の左手から光が溢れ、瞬く間に全身を包んだ。
ぱあっ、と光が弾け飛んだかと思うと、つい先刻まで身に着けていた和服が無くなり黒を基調とした動きやすそうな服装が絡の身体を覆っていた。
「ふんふんふーん♪」
スタジアムの真ん中で歌っている絡を、本来なら立入禁止区域である観客席からはみ出た場所で絡の歌声に合わせて鼻歌を歌いながらマックスは双眼鏡越しに見ていた。
身体をリズミカルに揺らしてノリノリで聞いていると、後ろから肩をぽんぽん、と叩かれる。
「ふんふー……ふにゅう?」
双眼鏡から目を離して振り向くと、先程踏み付けた人とは違う警備員が険しい目付きでこちらを睨んでいた。
見付かっちゃった、と呟き、マックスはその場で大きく跳躍した。
驚き固まる警備員を尻目に、掛け声と共に思いっきり足払いをする。
「うわっ!?」
面食らってバランスを崩した警備員の鳩尾に肘鉄をキメると、先程の警備員と同じように意識を失ったようだった。
マックスはにぱりと笑い、再び双眼鏡を覗き込み始める。
「さぁて、返して貰うよぉ…ドロボーちゃん?」
スタジアムの観客席の間にあるとある通路にて、乱闘が起きていた。
ミルティヴと警備員3名とが闘っているのである。
しかしものの数分と経たない内に、警備員らはミルティヴのみね打ちを直に食らい倒れ伏した。
ミルティヴが不適に笑んでスタジアムの方へと駆けると、ちょうど良く機械に乗ったマックスがたどり着く。
「お疲れさまぁ〜!」
「疲れてねぇーよ」
「んじゃ、いっくよぉー?!」
「早く行けって。逃げられたらスフィアハンターの名が廃るわバカ」
「すたる??」
「どうでもいいから運転しろ…って、お前が運転?…おい馬鹿ヤメロ俺様を殺す気か!死ぬなら一人で逝けよ絡に運転代われ!」
「ラクはあそこで歌ってるよぉ〜♪」
その時、後ろから警備員の声が一際大きく響き渡った。
『おい!逃げるな侵入者め!絡様に近寄るんじゃない!』
「絡様だとよ。それどころじゃねぇんだっつーの」
「ミルチャ!つっこんじゃうねぇ!!」
「…いいぜ、どうせ生き死に賭けるんだったらド派手にいってやれよ!」
「らっじゃー!!」
マックスとミルティヴが乗った機械は、絡が立っているステージへと勢い良く落ちて行った。
@
絡→ユウナ、マクシィ→リュック、ミルチャ→パインでFF10-2の一番最初のトコのパロ
流れはこんな感じだった気がする…台詞とかは違うけど(笑
やばいな、10-2パロがすごいキテる(´▽`)
性格的にティーダはクロウっぽいけど、クロウと絡がくっつくのは違和感が…
てか絡はいつまでもマクシィとミルチャを可愛がってるのが理想ですv
警備員が一人、完全に意識を失って床に俯せに倒れている。
その警備員の背中を、何の遠慮も無しにマックスがぐしゃっと踏んだ。
自分の前をちょうど横切ったミルティヴが「手加減ってものを知らねぇんだから」と呟きながら意地悪そうに笑う。
「ミッション、スタート」
マックスがにぱりと笑い、小さく呟いた。
かつてブリッツボールが流行ったそのスタジアムの中心に凛と立っているのは、今まで着用していた和服を身に纏った絡であった。
絡を一目見ようと集まった観客で一杯のそのスタジアムは、狂ったような歓声が絶えない。
途端、絡が俯いていた顔をすうっと持ち上げ、観客席を見渡した。
そんな動作ひとつで更にスタジアムは盛り上がりを見せる。
「…こんにちは」
絡がマイクを口元に当てて、一言、言葉を発した。
その言葉を聞いて、観客席は一気に静まり返る。
「今日は来てくれてありがとうございます。宜しければ聞いて下さい」
マイクを持っていない左手を、すっ、と上げた。
「Real Emotion、です」
絡のその言葉を皮切りに、力強いメロディが流れ出した。
観客は再び歓声を飛ばし、皆一斉に立ち上がって腕を振るう。
先程上げた絡の左手から光が溢れ、瞬く間に全身を包んだ。
ぱあっ、と光が弾け飛んだかと思うと、つい先刻まで身に着けていた和服が無くなり黒を基調とした動きやすそうな服装が絡の身体を覆っていた。
「ふんふんふーん♪」
スタジアムの真ん中で歌っている絡を、本来なら立入禁止区域である観客席からはみ出た場所で絡の歌声に合わせて鼻歌を歌いながらマックスは双眼鏡越しに見ていた。
身体をリズミカルに揺らしてノリノリで聞いていると、後ろから肩をぽんぽん、と叩かれる。
「ふんふー……ふにゅう?」
双眼鏡から目を離して振り向くと、先程踏み付けた人とは違う警備員が険しい目付きでこちらを睨んでいた。
見付かっちゃった、と呟き、マックスはその場で大きく跳躍した。
驚き固まる警備員を尻目に、掛け声と共に思いっきり足払いをする。
「うわっ!?」
面食らってバランスを崩した警備員の鳩尾に肘鉄をキメると、先程の警備員と同じように意識を失ったようだった。
マックスはにぱりと笑い、再び双眼鏡を覗き込み始める。
「さぁて、返して貰うよぉ…ドロボーちゃん?」
スタジアムの観客席の間にあるとある通路にて、乱闘が起きていた。
ミルティヴと警備員3名とが闘っているのである。
しかしものの数分と経たない内に、警備員らはミルティヴのみね打ちを直に食らい倒れ伏した。
ミルティヴが不適に笑んでスタジアムの方へと駆けると、ちょうど良く機械に乗ったマックスがたどり着く。
「お疲れさまぁ〜!」
「疲れてねぇーよ」
「んじゃ、いっくよぉー?!」
「早く行けって。逃げられたらスフィアハンターの名が廃るわバカ」
「すたる??」
「どうでもいいから運転しろ…って、お前が運転?…おい馬鹿ヤメロ俺様を殺す気か!死ぬなら一人で逝けよ絡に運転代われ!」
「ラクはあそこで歌ってるよぉ〜♪」
その時、後ろから警備員の声が一際大きく響き渡った。
『おい!逃げるな侵入者め!絡様に近寄るんじゃない!』
「絡様だとよ。それどころじゃねぇんだっつーの」
「ミルチャ!つっこんじゃうねぇ!!」
「…いいぜ、どうせ生き死に賭けるんだったらド派手にいってやれよ!」
「らっじゃー!!」
マックスとミルティヴが乗った機械は、絡が立っているステージへと勢い良く落ちて行った。
@
絡→ユウナ、マクシィ→リュック、ミルチャ→パインでFF10-2の一番最初のトコのパロ
流れはこんな感じだった気がする…台詞とかは違うけど(笑
やばいな、10-2パロがすごいキテる(´▽`)
性格的にティーダはクロウっぽいけど、クロウと絡がくっつくのは違和感が…
てか絡はいつまでもマクシィとミルチャを可愛がってるのが理想ですv
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Comments
強いて言うなら、絡は10-2ユウナじゃなくて10ユウナの方がしっくりくるって位じゃない?
性格はなんとなくティーダとクロウ似てるんだけどネェ、立ち位置って言うとなんかちょっと違う感じが…
ていうかまずアニキ位置がいねぇw
ティーダ位置はいないぬぇ〜…
げんふーは…うーん…
ぱんたはシンラ君かな、身長的に←