虹明かり

「ど、したんだよキィ！！なんで泣いて…なんかあったのか？！」
「………」
「仕事から帰ってくるなり、飯も食わずに部屋に閉じこもってるから心配したんだぜ？どーしたんだよ？」
「……ルック…」
「うん？なんだよ、なんでも言ってみろって。俺、別に明日学校サボったっていーから、相談とかなら遠慮なく付き合うぜ？な？」
「……あ、…そ、の」
「うん」
「………オレ…は、お前のことが、好き…みたい、だ…」
「…はい？！」
「……悪い…」
「あ、いや、別に悪かねえけど！…えーと。それは…恋愛的な？」
「…あ、ああ…」
「そんな怯えんなって！」
「…っ、だって、同性だぞ！？気持ち悪いと思われるのが普通、でッ、……」
「わ、ちょ、ま、…それ以上泣くなってば！気持ち悪いなんて思ってねーし、俺っ」
「……無理に…合わせなくて、いい…」
「だーっ！！なんでそう考えるんだよっ！思ってねーっつったら思ってねーよ！」
「……」
「信用してねえだろ。…嬉しいに決まってんじゃん、キィみたいな美形に好かれるなんてマジ夢みてえだし？」
「…そんなんじゃ…」
「そーなの！俺のツレの間じゃキィってば結構有名なんだぜ」
「………」
「俺、さ…今まで女しか好きになったことねーし、女としか付き合ったこともないんだわ。だからキィのこと、特別に意識したことねーんだ」
「……あ、あ…」
「泣かないで聞いて？…でも、キィにコクられても嫌だとは思わなかったんだよね、マジで。それに泣いてるキィも相変わらず美人」
「……」
「今、コクられたから、キィを恋愛対象として見れるよーになったんだわ。だからさ」
「…ルック…」
「ありがと」



でも私どっちかって言うと両思いより片思いのが好き（笑

キィが自分の気持ちに気付いて、耐え切れなくなるのが…イイ…！
そしてルックはコクられるまで全く気付かなければいいよね

ルックがキィを好きになる場合は性的な意味を多く含むのに(さすがエロスの帝王/笑)、キィがルックを好きになる場合ってひどく純真だなあと思った…(´▽｀)
「一緒にいれればそれでいい」とか、「たまに手を握ってほしい」とか、「ルックの笑顔を見ていたい」とか、そんな感じですね！

なんだこの可愛い生物は