虹明かり

綺麗事かもしんないけど、もし私が同じ空間にいたなら友達になりたかった…
家族への感謝の言葉を記すようなあなたはきっと優しい子だったと思うんだ。

友達がいないのは辛いことだったと思う、私も一時期は本気で辛かった。
でも、私の場合はたまたま「教室」に居なかっただけで…学校にも、地元にも、県外にも、友達は居たから…
それにクラスの子もみんな優しく接してくれたし、マクシィ達も常にそこにいたから、あなたの気持ちを理解するのは難しいのかもしれない。

でも、生きてさえいれば何かが掴めたかもしれないんだ。
全然、偉そうなこと言える立場じゃないんだけど…



一時期、ずっと、この世界が自分ごと全て滅びればいいのに、って思ってた時があったんだ。
自分みたいなどこにも居場所の無い屑な人間、壊れてしまえ…と。
そんな私が前を向くのを辛抱強く待っていてくれたのは、前を向くよう諭してくれたのは、他でもない友達や家族でした。

あなたにもそんな人が現れたかもしれない。
はたまた現れないかもしれない。

だけど、急に自分が変わったかもしれない。
そうでなくとも…



少し、早い決断だったんじゃないかと思う…。
私が泣くのはお門違いだけど、あなたの分まで泣かせて下さい。
私みたいな物好きな人間が、あなたの死で悲しくなるんだということを伝えたかった。
あなたの生は無駄では無いのだと。

ご冥福をお祈りいたします…