俺達は此処に居る
−未だ見えない闇の先から幾多の声が聞こえる。
自分を…自分達を呼ぶ、聞き慣れぬ声が。
「……し、し、しし心臓が爆発…しそうです…っ」
「いいから落ち着け!!まず落ち着け!!落ち着くんだよ!!!!!」
「五月蝿いあんたが落ち着け」
「これが落ち着いてられるかっての!!」
「や、やっぱり…顔なんてさらせません!ぼ、ぼ僕仮面取って…」
「逃げんな(ニッコリ」
「はああ…よーーやくステージに立てるんだな俺達!ぜんっぜん実感ねえよ…」
「おうともよ!!これも俺様が地を固めたからだぜ!!」
「御前じゃ無いでしょ。一番はキィヤナの顔の御蔭だと私は思うけど?」
「初めは顔目当てでもいいんだよ、俺達の歌を聞いて貰うキッカケになんだったらなんでもさ!」
「……き、聞いて…くれるでしょうか、僕なんかのドラムなんて…」
「心配し無くて良いよラオ、一番不穏なのはあの茶髪野郎のサブボーカルだから」
「うるせーよっ!!」
−闇に紛れた仲間達の声が傍から聞こえる。
緊張に震えた声
やる気に充ち溢れた声
冷静で淡白な声
嬉しそうに騒ぐ声
「……そろそろだ」
オレが初めて口を開いてそう促すと途端に4人は口を閉じた。
「…始まるね。あんた達の初舞台…始発点だよ」
「く、クローバーさんも…ですよね」
「やっべ…なんかやっべやっべやっべ」
「落ち着けってのが分から無いのか馬鹿」
「…行こうぜ、向こうで皆が待ってる!」
「そうだね…行こうか」
「は、はいっ」
「キィ!行こうぜ!」
差し延べられた手。
「……ああ!」
オレの思いを叫ぶ為に
仲間の思いを叫ぶ為に
オレ達の存在を知らしめす為に
自分を…自分達を呼ぶ、聞き慣れぬ声が。
「……し、し、しし心臓が爆発…しそうです…っ」
「いいから落ち着け!!まず落ち着け!!落ち着くんだよ!!!!!」
「五月蝿いあんたが落ち着け」
「これが落ち着いてられるかっての!!」
「や、やっぱり…顔なんてさらせません!ぼ、ぼ僕仮面取って…」
「逃げんな(ニッコリ」
「はああ…よーーやくステージに立てるんだな俺達!ぜんっぜん実感ねえよ…」
「おうともよ!!これも俺様が地を固めたからだぜ!!」
「御前じゃ無いでしょ。一番はキィヤナの顔の御蔭だと私は思うけど?」
「初めは顔目当てでもいいんだよ、俺達の歌を聞いて貰うキッカケになんだったらなんでもさ!」
「……き、聞いて…くれるでしょうか、僕なんかのドラムなんて…」
「心配し無くて良いよラオ、一番不穏なのはあの茶髪野郎のサブボーカルだから」
「うるせーよっ!!」
−闇に紛れた仲間達の声が傍から聞こえる。
緊張に震えた声
やる気に充ち溢れた声
冷静で淡白な声
嬉しそうに騒ぐ声
「……そろそろだ」
オレが初めて口を開いてそう促すと途端に4人は口を閉じた。
「…始まるね。あんた達の初舞台…始発点だよ」
「く、クローバーさんも…ですよね」
「やっべ…なんかやっべやっべやっべ」
「落ち着けってのが分から無いのか馬鹿」
「…行こうぜ、向こうで皆が待ってる!」
「そうだね…行こうか」
「は、はいっ」
「キィ!行こうぜ!」
差し延べられた手。
「……ああ!」
オレの思いを叫ぶ為に
仲間の思いを叫ぶ為に
オレ達の存在を知らしめす為に
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