『右達の運命を少しだけ教えてあげよう』
『右達がいくら互いに互いのことを想おうとも、』
『その無謀な恋情が実を結ぶことは無いだろう…』
「ね、キィ、俺が男だからダメなんかな」
「……」
「いーじゃんさ、別にそんくらいw」
「…そうだな」
「……俺が…キィの子供になるはずだったからダメなんかな」
「関係無いだろう。神の言葉を一々鵜呑みにするな馬鹿」
「別に全部が全部鵜呑みにしてるわけじゃねえよ、キィのことだけ」
「……」
「キィ……キィ、ねえ、キィヤナ」
「…なんだ」
「無謀かねえ、俺」
「そんなことは無い」
「俺が男でも、キィヤナの子供だったとしても、…俺は縋っていい?」
「幾らでも縋れば良い。好きなだけ縋れ」
「……」
「…大の男が弱虫だな?」
「悪かったな」
「…どうしたい?」
「……今晩は、一緒に居てくんないかな…お願い」
「…分かった」
「キィ、俺、キィのこと好きなんだ。本当に本当に」
「知ってる」
「生半可な気持ちじゃねえんだ、死ぬほど好きで、それがカミサマに否定されるとしても…、俺はキィが好きで、」
「知ってるから」
「………」
「…今日はゆっくり休め。俺は消えたりしない」
「…そだな」
@
当たり前だけどリアルには有り得ないことなんだけどさ、
「神」や「運命」に否定される恋愛と言うのは残酷すぎるよね…
世間体だったらまだ良いけど、世界に否定されようものならもう気持ちの問題じゃないもの><
この二人のこういう部分のことを考えると、辛くてマジで涙出てしまう(笑
切ないルクキィも大好きです!
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